海 外 ド ラ イ ブ

大地に吸い込まれてしまいそうな直線路、天空へ駆け上がるようなワインディングロード

グッとアクセルを踏み込んで進む、その先には ・・・

このブログのスタートは 5/18/06 付の「きっかけ」です。 海外ドライブの実用的な

TIPSは主に前半部分に集まりました。  ご参考になることでもあれば幸いです。

Bon Voyage & Safty Driving!

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受難のトヨタ - 2

2010-03-20-Sat-00:05
この件について述べてから 1ヶ月、次第に状況が明らかになってきました。 米国 ABC テレビによる「急加速の原因が電子制御装置の欠陥」との報道は「操作された実験」を下に行われた。 「プリウスがサンディエゴハイウエイでスピードが落ちなかった」とのニュースは全くの狂言だったようです。

まず、「トヨタ」がかくも厳しいバッシングを受けた背景をみると、世界最大の自動車メーカー GM が経営危機に陥り、その再建の為、巨額の税金を投入する以外選択肢が無かった、その GM の凋落に合わせたかのように、トヨタがトップの座に上り詰めた。 納税者意識の高い国民性から「税負担の元凶がトヨタ」とのシンボル的存在になってしまったようです。

新車で 5 万ドルもする高級車の代名詞であった「レクサス」のユーザーがアクセルの不具合によって死亡してしまった事実と、その対応・対策が遅れたことで、いっきにトヨタが敵役にされたのでしょう。

雪対応用の分厚いフロアマットがアクセルに引っかかってアクセルが戻らなかった、との報道が先行してしまいましたが、トヨタにとって真の問題は「アクセルペダルそのものの欠陥」だったのではないでしょうか? しかも、同ペダルを供給するのは米国の会社。 その会社との話し合いの遅れが、今回の騒動のキーポイントではないかと考えます。

「トヨタ」は外注先に厳しい会社だと聞きます。 しかし長期的展望で外注先を育てるのが得意な会社でもあるはずです。 「トヨタ」と「米国の外注先」の間の速やかな「意思疎通」と「共通認識の醸成」段階に、何らかの問題があったのではないでしょうか。

残念ながら、米国のマスコミに、この点へ踏み込む報道は見られないようです。 米国の製造業が抱える問題の一面が見られ、米国製造業再建へ一つの指針を示すいい例になるのではないかと考えるのですが ・・・。

ブレーキ優先のシステムは、世界レベルで標準仕様にすべきでしょう。 「トヨタ」も米国市場に参入を果たした当時を、もう一度思い返して欲しい。 最初は、米国車がオプションであった装備を標準装備にして競り合ったはずです。 「米国車が標準装備でないから」との言い訳が通用しないのは身にしみているはずです。

傷ついた「トヨタブランド」を地道に修復していかれることを期待しています。

☆ ☆ ☆

受難のトヨタ 2-20-10

かようなブログを書いている限り、今回の「トヨタ車欠陥問題」を無視することもできないでしょう。 実は、「トヨタ」と「米運輸省高速道路交通安全局 (NHTSA) 」のバトルは相当以前から、マスコミ内部では囁かれていたのではないかと思われます。 唯、その欠陥が何なのか詳細が分からず、ニュースにはなかなかなりませんでした。

トヨタと言えば、もうズッと昔の話になるのですが、二つのことが思い出されます。 最初にトヨタが自社の車を米国に持ち込んだ時、全く相手にされず、米国進出の最初の野望は惨めな結果に終わりました。 ただ、この苦い体験があったればこそ、それ以降、日本の車は世界基準にたどり着き、アメリカで走る車の 3 分の 1 が日本車で占めるまでの地歩を固めることができたのでしょう。

いま一つは、「日経ビジネス」が「トヨタの生産管理システム(いわゆる 'カンバン')を正面切って批判する記事を掲載し、それ以降しばらく「日経ビジネス」誌上にトヨタの広告が載ることはありませんでした。 これも、今となっては、成功の生産管理システムとして高く評価されています。

市場を熟知し、'もの作り屋' としても世界をリードする「トヨタ」が、何故このような受難にあっているのでしょう。 世界一への野心が、慢心を生んだと一言で片づけるのも、たいそう気の毒です。

最初に出た問題、厚いフロアマットでアクセルペダルが戻らない、のは、日本でも北海道など寒冷地で十分経験しているはずなのに、やはり「どうしてもっと早く対策をとっておかなかった」のか残念でなりません。 フェイルセーフの鉄則から、ブレーキペダルがアクセルペダルに優先させるのは当然ですし、おそらく「世界基準」になるのでしょう。

次の「アクセルペダル」自体の欠陥は、外注先の米国のメーカー製品に問題があったようですが、国内のみならず、海外での外注先に手をとり足をとるような徹底した指導を行っている現実を、目のあたりにしている筆者には、想像も及びませんでした。

そして、今問題になっているのは電子制御装置 (ETCSi) です。 低速でのブレーキのタイミングが遅れる(ハイブリッド車の場合)、それに米国では高速時に急加速が起こるといった声がユーザーから出ているようです。 更には、パワステまで。

ただ、これに対して 16 歳の時から毎日乗り続けている米国のユーザーに「フィーリング」の問題だと一蹴するのは、むろん NG でしょう。 「アクセルは踏むだけスピードを上げ、ブレーキは踏むだけ止まる」のが基本なのです。 又、「ステアリングは、低速ではしなやかに、高速では堅く」でしょう。

車は、パソコンのようにプログラムソフトが直接作動しているわけではありません。 あくまで組み込まれたメカを適切に作動させるのが「電子制御装置」なのです。 当然、電子制御は正常だというだけでは回答にならないのは明白です。

09 年以前のカローラは海外で毎日乗っていましたが、さほど不自然には思えませんでした。 ただ、カローラ以上の上級車を運転した時、ステアリングが柔らかすぎて戸惑ったことはあります。 その時、高速道でタバコを吸いながらの片手運転など、チョッときついかなと感じました。

米国で車を運転していると、日本ブランドの車はピカピカに磨きあげられ、奥さま(女性)が運転されているのをよく見かけます。 反対に、ご主人の通勤は自国車で、何時車が洗われたのかと思えるほどの状態です。 即ち、日本車は大切な伴侶や子供たちを乗せるファミリーカーなのです。 ファミリーカーの不具合に、米国人がとりわけ神経質になっているのも、お分かりかと思います。

その上、自国車メーカーには巨額の税金がつぎ込まれ再建中です。 言ってみれば、自国の市場で自国車を駆逐してきた元凶が日本ブランド車なのです。 だからこそ、トヨタは細心の上にも細心の注意をはらって、市場からの声を一つ一つ謙虚に受け止め、遅滞のない対応をとるべきだったのでしょう。
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